今日は久々にタンカが描ける。
でも4時からなので、昼間の時間、チベット亡命政府があるガンチェン・キションに行って来た。
マクロードガンジからずーっと坂を下ること20分。これ以上下ったらもう2度と上りたくないな、と思い始めたころにやっと着いた。
道はずっといろは坂並の九十九折になっており、途中ショートカットできる道も有ったのだが、ハイキングのつもりがトレッキングになりかねない急坂で、しかも今日も当然のように雨降りだったので、規則正しく九十九折を下りて行った。
ミュージアムと、図書館を見学。図書館にはハインリッヒ・ハラーの「Seven Years in Tibet」の1953年発行のものがあり、感動した。
5年前チベットに行った後すぐ読んだので、印象深い。映画と違って、ノンフィクション的な内容がとても面白かった。
帰りは予想通り汗だくになって帰った。上っている途中、
「こんなに健康にいいエクササイズはない!」
と自分に言い聞かせながら上った。
きょうは、描いている途中に妹弟子さんが尋ねてきた。タシに支払いが残っていたためだ。
3人でチャイを飲みながら今になってようやく話をすることができた。
タシはおとなしい人と言っていたが、すごくいい人だった。もっと早くお知り合いになりたかったなあ。
これから、マナリーに行き、できればレーに行きたいと言っていた。
気を利かせて、タシに
「一緒に写真は撮ったの?」
と聞いたら、まだだと言うので、タシのカメラと妹弟子さんのカメラで撮影し、ついでに自分のカメラでも撮らせてもらった。
その後なぜかタシとも5枚くらい一緒に写真を撮る羽目になった。
タシはその後、バスが出る時間にもわざわざ(私を置き去りにして)見送りに行っていた。
帰ってきたタシが
「She is nice・・・」
と、ボソッと言ったのがなんとも寂しそうだった。
タシはその後一緒に言ったレストランでも、彼女にもらったお守りをじーっと眺めていた。
タシ!明日があるぞ!がんばれ。
ちなみにまた新しい妹弟子が登場・・・でもタシは
「Old Woman・・・」
と寂しそうに言っていた。
いったいいくつ位の人なんだろう?違った意味で気になる。