神様を描く手

無駄な日

今日も果てしなくすることがない・・・

先日お尋ねしましたwifiに関しては、やはりフリーのwifiスポットに行かなければならないのがどうも煩わしく、True wifiという、バンコク一帯にかなりのスポットを持った会社の１ヶ月ノーリミットを買っちゃいました。

これでなんと、ゲストハウスの部屋でもネットが見れてしまう！
部屋でネットができるともはや外に出るための唯一のモチベーションが失われたに等しく、ますます外こもり一直線である。

こうなったら観光しかない。観光に行くしかない。
とはいえ、すでに行きたい寺もない。

寺に行かないとなると、めったやたらに街を歩き回って、どこまで水分を取らなくても大丈夫かに挑戦したり、まったく行き先を知らないバスに飛び乗って、とんでもないところまで連れて行かれたり、無意味にいろいろな交通機関に乗ってみたりするしかない。

＜今日のコース＞
ワットポー→ワットアルン→エクスプレスボートでsi praya→日本食レストラン花屋(すでに閉まっていた・・・）→バスでワットヤンナワ→ロビンソンデパート→スカイトレインでルンピニー公園→地下鉄でホアランポーン駅→バスでカオサンロード

こうして無駄に一日を過ごすのもいいではないか。

ちなみに今日一日バンコクを歩き回って思ったことは、
タイの女子学生の皆さんはかわいい
ということです。

みんな日本の学生みたいな、いや、もっとシンプルな制服を着ているのですが、それが果てしなく『萌え』です。

スカイトレインにたくさんの女子学生が乗っており、勝手にBKK48の選抜メンバー21人を選んだり、センターは誰がいいかに思いを馳せたりしていました。

ええ、まあ、途中からウソですけど。

明日はやっと週末！なので、ウィークエンドマーケットに行ってきます。
少しは旅している気分になれるかもしれません。

WAR IS OVER

えーと、
もしかして今日ってワールドカップの開催日ですか？

さっきカオサン通りを参加国の国旗を全身にペイントされた象が練り歩いていたので、もしかしたらそうかなと・・・

あー見たいなあ。まったく興味ない国同士の試合でもいいから見たいなあ。
後でちょっと白人が集まりそうなレストランにでも行ってみるかな。

今日はバスに乗って伊勢丹まで行ってきた。
とは言っても別に買い物に行ったわけではない。

伊勢丹からサイアムスクエアというバンコク一の繁華街を中心にした区域が、反体制派の拠点としてバリケード封鎖されていたのが、つい先月のことである。

その際、体制派と反体制派がかなり派手にドンパチやりあったせいで、伊勢丹が炎上、半壊したということを聞き、見に行って見たいと思ったのである。

もしかしたら、私がバンコクに来るまでまだ小競り合いが続いているかなと思っていたが、良かったのか悪かったのか今は完全に平和な状況になっている。

実際に行ってみて思ったけれど、この伊勢丹とセントラルワールド一帯だけ見たら、これはもう『デモ』なんてもんじゃないです。

これは『内戦』です。

セントラルワールドからZENという商業ビルにかけてがほぼ全壊。
以前ユーゴで見たNATOに爆撃されて崩壊したビルとなんら変わらない。

ZENは壁面に多くのガラスを使用しているけど、７割方が割れて落ち、完全に廃墟となっていた。

裏に回り込もうと幹線道路上に通されている空中遊歩道を歩いていると、手すりの下のガラス部分にいくつも穴が開き、周囲にヒビが走っている。

ああ、これはあれですね。
『弾痕』
です。

  
  
 
よく見ると、ZENの入り口付近には、機関銃を掃射でもしないとここまでならないだろというくらい無数の弾痕が残っていた。

・・・
私は一介の旅行者で、タイの政治の何やかやにも詳しくないので今回の騒動に良い悪いを言うことはできない

けれど、ZENには以前来た時に日本食を食べに来たり、買い物や散髪に訪れたりしていたので、それが全壊した様を見ると、とてつもなく哀しい気持ちになってしまった。

実はすでに結構名所になっているみたいで、写真を撮影している人が何人もいた。しかも主にタイ人。
周りでは屋台や露天も普通に営業しており、それがタイ人らしいけれど、全壊したビルとのコントラストがすごかった。

こんな素敵なタイがどうか平和でありますように。

これで、バンコクに来たらやろうと思っていたことはすべて終わった。

・・・あと８日間何をしてればいいんでしょうか。
寝てますか？
あの、こっちでできる仕事があれば、送っていただければやりますけど。
ヒマなんで・・・

ああ、１２月の自分に時間を分けてあげたい！

崩壊したセントラルワールド  

khaosan

宿、決まりました。

いつもはカオサン西端の寺の裏側辺りに投宿するのだけれど、今日は事前にネットで検索していたkcゲストハウスという、バンランプーにある宿に決めた(この辺事情通の方以外は読み飛ばしてください)。

こう書いてしまうと簡単に決まってよかったですねという感想が聞こえてきそうだが、実際にはこの部屋に決めた理由の80％は
これ以上歩き回ったら確実に脱水症状で死ぬから
ということだったことから、その大変さを理解していただければと思います。

バンコクの大通りはタノンといい、タノンから横に伸びるソイという小道沿いに宿が点在しているのだが、なぜかソイはほとんどが行き止まりになっていてソイ４からソイ５に横移動とかができない構造になっているのです。

つまり、一度間違ったソイに入ると同じ道を引き返さなくてはならず、私はなぜかそれを計３回も繰り返すという失態を犯した後にようやくkcにたどり着いたのです。

そんな瀕死の状況だったにもかかわらず、今日は精力的に動き回り、すでにインド行きの航空券とビザの申請をしてきました。このまま「なにか」が起きない限りは、6月18日の飛行機でデリー(ああ、できればこの都市の名前は書きたくない・・・）に着くことになります。

まだ初日ですがぜんぜんガイコク感がありません。気が抜けまくっています(宿にパスポート忘れたり)。
明日辺り全財産を無くして、日本大使館にいるかもしれません。

 雨のカオサン通り

レインマンの日

えー

バンコクは当然のように雨でした。

私の雨男っぷりは知る人ぞ知るところで、乾季に雨を降らせるなどサハラあたりの国々に行ったら「神」と呼ばれかねないほどの特殊能力なのだ。

・・・いまどき「神」なんて呼ばれるのは私とＡＫＢ48くらいのもんだよ。ほんと。

でも湿気があるせいか小雨は全然気にならない。約３年ぶりの安宿街カオサン通りを雨の中ぶらぶら歩くのは趣きあっていい。

確かに趣はあるが、着いた時間が７時だったためカオサンの店はまだほぼ死んでおり、ホテルもチェックアウト待ちみたいな感じだったので、こうして時間をつぶしているわけです。

昨日はバンコク着が夜中の12時だったので、朝まで空港のベンチでごろ寝していたけど、世界的なエコブームを無視したあまりの冷房の寒さに耐え切れず、早いとわかっていながら街に移動してしまったのです。

気になることがひとつ。なんかiphoneのwifiがつながらないんだよねー。

これ、情報持っている人、ぜひ教えていただけませんか？

じゃ、これから宿探します。あるといいなあ。(写真は空港のスタバ。まだ全然写真とってない）

旅立ちの唄

怖がらないで。　手当たり次第に灯り点けなくても
いつか一人ぼっちの夜は明けていくよ
転んだ日は　はるか遠くに感じていた景色も
起き上がってよく見ると　なんか辿り着けそうじゃん

君の大好きだった歌　街に流れる
それは偶然が僕にくれた　さりげない贈り物

旅立ちの唄　さぁどこへ行こう？　
またどこかで出会えるね　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とりあえず「さようなら」　
自分が誰か分からなくなるとき　君に語りかけるよ
でも　もし聞こえていたって　返事はいらないから

大切なものを失くしてまた手に入れて　
そんな繰り返しのようで　その度　新しくて
「もうこれ以上　涙流したり笑いあったりできない」
と言ってたって　やっぱり　人恋しくて

今が大好きだって躊躇などしないで言える
そんな風に日々を　刻んでゆこう　
どんな場所にいても

はじまりを祝い　歌う最後の唄　
僕は今手を振るよ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　悲しみにさようなら
疲れ果てて足が止まるとき　少しだけ振り返ってよ
手の届かない場所で背中を押してるから

旅立ちの唄　さぁどこへ行こう？
またどこかで出会えるね
とりあえず「さようなら」
自分が誰か忘れそうなとき　
ぼんやり想い出してよ　ほら僕の体中
笑顔の君がいるから

旅立ちのとき

もう明日旅立たなくちゃいけないんだな。

 随分前から行きたいと思っていたのに不思議と全く高揚感が無い。 トラベラーズチェックとUS＄の両替をして、ああ、やっぱり行くんだなあと当たり前のことを考えていた。

 昨日、久々に、高校時代から付き合いのある友人二名と会い、新宿ルミネの屋上のビアガーデンに行った。 ここは3600円で飲み放題と、鶏ジンギスカンという、鶏使う時点でジンギスカンじゃないだろ、とツッコミたくなる料理がパックになっている。

たしかに鍋は、例の北海道の家庭には必ずあると有名なジンギスカン鍋が使われているのだが、形状が多少おかしいのか、周りのミゾに野菜が落ちて炭になり、もうもうと煙をあげるせいで身体中燻製のようになってしまった。

久々に高校時代の話で(そこそこ)盛り上がった。もう20年も前の話だ。 ビアガーデンはいいなあ。風とか違和感ある景色とか、キモチいい。

2人に少し救われたかな。

 仕事を無くし、貯金も底を尽き、愛する人は去り、友もなくして、今こそ旅立つときだと深く思い込んでいたけれど。

帰ったら必ず連絡します。 ありがとう。

何れにせよ、旅立ちの時は来ました。

 タンカがうまく描けたら、持って帰ります。 うまくテロに遭ったら、サヨウナラ‼ (また、パクっしまった・・・)

墓参り

今日は父の墓参りに行った。

随分とご無沙汰してしまった。 息子としては失格ですね。

新聞に火を点けて線香に火を移すと両手に線香の匂いが残った。父の匂いだ。

2001年の長い旅行の時、父は何も言わず許してくれた。あの時、あの旅に出なければ、父ともう1年長く一緒の時間が過ごせたはずだった。 あの旅に後悔は無いけど、父が亡くなった時、それを思わずにいられなかった。

私はあの時から何の成長も無く、またこうして、旅に出ようとしています。 せめて、周りのひとを・・・

夕方、急に降った雨の間から夕陽が見えた。 今日はツイていたのかも知れない。

心残り

9年前に旅立った時は、何の憂うことも無くすがすがしい気持ちで旅立ったものだった。

 それが、いつの間にかいつもやや後ろめたい気分を引きずっての旅立ちばかりになってしまった。

 今も、旅立ちを数日後に控えつつ気が重苦しいのは、やっぱり3つの気掛かりなことがあるから。

一つは一ヵ月前に脊椎を損傷して、身体の自由を無くしてしまった叔母がいること。 家のすぐ目の前に畑があり、そこが叔母の家の畑だった。夏の始めには畑の前に出した小屋で毎年とうもろこしを売っていた。今年は叔母の売るとうもろこしは食べられない。 今日は母の兄弟たちと、叔母のお見舞いに行って来たのだ。 暫くお見舞いには来られないけれど、すこしでも身体が自由になるように、心から願っています。

二つめは、母を1人で家に残していくこと。 三つめは・・・秘密です（笑）！

昔、「知らずに他人を傷つけても、譲れない夢がある」って曲があったけど、一体、この夢はそこまでして譲れない夢なのだろうか？ 何にしても、歯車は回り始めている。 後は出発まで転がって行くだけだ。

再会

突然ですが

免許を無くしました。

再交付は3時間ほどで済んだけれど、時間があったので、いつもの様に献血をした。生涯で5600ｍｍの献血をすることを決めているのです。 

最近貧血気味で、突然目の前が真っ暗になったり、頻繁に頭痛に襲われたり、昨日も寝不足であることなどは全て隠蔽して、400mmの献血を決行。

血を抜き始めた当初から指先が痺れ始め、これは今までに無い感覚だなーとか思っていたが、終わってみて立ち上がると、びっくりするほどふらふらの状態。 これは・・・コントにでてくるヨッパライだ。

血液は大半が水分と言うことで、いつに無くスポーツドリンクをガブ飲みしたが、なんとなくまだふわふわしていて、少しキモチいい（笑）

まあ、途中からウソです。

その足で、六本木にオルセー展を見に行った。 オルセーはいま大改装中ということで、かなりのビッグネームがやって来ている。 残念ながら、オルセー中でベストと思われるルノアールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』とミレーの『春』は来ていなかったけど、ポスト印象派や、ナビ派の思い出深い作品と再会できた。

「久しぶりですね」

ミレーと言えば、今、上海万博にミレーの『晩鐘』が来ているが、宗教を否定し、チベット仏教寺院を片っ端からぶっ壊した中国人に、あの祈りはどう映るんでしょうね。敢えて『落ち穂拾い』でなく、『晩鐘』を選ぶなんて、フランス人はやっぱり皮肉屋さんです。

情緒不安定

それから、もちろん仕事をしたくてたまらなくなったわけではないが、寝ているのにも飽きて起き上がった。

やはり、私は根っこのもっと深いところでぐうたらにはなれないのだろう。

で、その後、小一時間程泣きました（笑） なんで泣けたんだろうなぁ。

完全に情緒不安定だな（笑） これで外国行って大丈夫か？