神様を描く手

閑話休題３ (ダル湖)

今日はタシがいきなり休みにした。

朝起きたら珍しく2日連続晴れている。

まあ、ここの天気を天気予報が予報するとしたら、
「本日の、マクロードガンジの天気は曇り、時々晴れ、所によりにわか雨か雷雨が降るでしょう。なお、濃霧注意報と大雨警報が出されておりますので、お出かけの際は傘をお忘れなく」
という、とんでもない内容になるでしょう(笑)

それで急遽、ダル湖まで行ってみることにした。

ダル湖はマクロードから片道4Kmとなっている。往復8Kmは結構な距離だ。

道は昨日ほど急ではなく、むしろほとんど平坦。なのですいすい歩けた。
30分ほど歩いたら、「ダル湖まで1Km」の看板があり、そこから急に上り坂になった。
マラソンで言うなら最後の心臓破りの坂みたいな。

で、着いたダル湖がこれです。

 

水がな－－－－－－－－－－－い！

どうしちゃったんでしょうか？まさかここまで工事中？
これではダル湖でなく「ダル湿地」である。

(DHARAMSALA　PHOTOSにもう少し写真のっけました)

なんか、木の間からはネッシー的なものが・・・

 

出た－－－－－－－－－－－－っ！

って、これ、以前はお子様たちの人気者だったんでしょうね。今は工事の邪魔者にされているけど。

やたら霧が出て、しかも休めるような場所もなく。周りをチベタンと一緒にコルラ(聖なるものの周りを１周することです。チベタンの習慣です)しただけで帰った。

何だったんだ。

今日は時間があったので、タシのHPの画像まで作った。

やれやれ。明日はちょっと長く描かなくちゃ。

もしかしたら、とある重大な事情によりすぐ帰国しなくてはならないかも知れないので・・・。

 
ごめんなさい。英語は適当です。後でタシに直してもらわないと(笑) 

ドローイング28 (タンカスクール35日目)

昨日の祈りが届いたか、今日は夜まで雨が降らなかった。のみならず、ほんの1時間くらいだけど陽が出た!!

やっと超吸水タオルの洗濯ができた…。タオルを干しながら屋上で野口健の本を読む。
彼のはみ出し方に比べたら、自分なんてまったくはみだしていないなあと反省する(笑)

今日は雨が降らなかったので、地図に載っていた『ダラムコット』に行ってきた。

ダラムコットは地図に載っているだけで、ガイドブックとかに一切説明がないので、一体何なのかもわからず、ただ、距離的にマクロードガンジから適当そうだったので、とりあえず行ってみた。

マクロードのメインスクエアから山道を歩くこと30分弱。ダラムコットとは、その名前がアプリコットに似ていることからも分かるように(こじつけです)、正に『桃源郷』と呼ぶにふさわしいところだった。

マクロードガンジよりはるかに田舎で、マクロードほど急坂ではないけど山の斜面に沿って家々が張り付いている。なんともかわいらしい風景だ。

ホテル、食堂、カフェ、雑貨屋、ランドリー、ネットカフェなど、必要なものは一通りそろっている。そして、すでに現地人より白人が多い。多分そのうち、銭の匂いをかぎつけたインド人で溢れ返るのだろう。

町のあちこちにトウモロコシ畑が広がっている。トウモロコシの葉のとても懐かしい匂いがした。

あと、もうひとつ懐かしいのが家畜の匂い。トウモロコシと同じくらいあちこちで牛を飼っていて、その家畜の匂いもなんだか懐かしい。

そして、あちこちにその『落し物』が転がっている(人のものでないことを祈る)。

景色に見とれていると確実に地雷を踏むので、まず足元を確認してから景色を堪能したいところである。雨上がりの落し物をサンダルで踏むのは悲劇である。

あちこち歩き回って、久々に写真をたくさん撮った。
途中民家に何度も迷い込み、道が定かでなくなったが、かまわず歩き続けた。

旅にはこんな行く先のまったく見えない道を歩くこともあるのです。

仕方なく民家を突っ切らせてもらうこともあります。

そうして着いた先は、なぜか2週間くらい前に行った滝のある町、バクスナートだった。
どこをどう通ったら、この二つの町が繋がるのかまったく分からない。

正に桃源郷から霧に包まれて現実の世界に抜け出してきたみたいだった。

そういえば、タシの携帯ミュージックプレーヤーは直りました。っていうか、タシの勘違いで普通に動いただけなんだけど。

タシは仏教の本を読みながら、
「不適切な性的交渉って、何だと思う？興味深い・・・」
と言ってました。

聞き流していいですか？

 
雲のシェイディング完成。あと、雪山と水のシェイディングも。